INTERVIEW 社員インタビュー
スタートアップの俊敏さで、社会インフラを担える
西谷 晃
プロジェクト管理部部長
新たな場所で、新たなチャレンジがしたい――。
そう考えていたタイミングで、CTCからxGNに出向したのが、プロジェクト管理部部長の西谷晃だ。入社4年目を迎えた西谷が、日々感じているこの場所でしか味わえない充実感と緊張感、そして新たに抱いた希望とは?
2社の強みを活かせる最適解を。
2020年4月、CTC(伊藤忠テクノソリューションズ)からxGNに出向しました。
「いいタイミングだな」と感じたことを覚えています。それまで15年ほどKDDIをクライアントにした案件を手掛けてきて、充実はしていましたが「新しいことをやりたい」と考えていたからです。
結果として想像以上に新鮮な挑戦ができています。
いまの仕事は、大きく2つあります。
1つは、「5G SA」関連システムの開発・導入プロジェクトの実行管理。5G SAは、5G回線が持つ超低遅延や多数同時接続といったポテンシャルをフルに発揮できる通信サービスです。次世代の通信インフラを直接てがけている興奮が、まずありますね。
もう1つの仕事は、xGNでプロジェクト業務を遂行するためのルールやフローの作成と浸透です。
ご存知のようにxGNはKDDIとCTCの合弁会社です。バックグラウンドも違えば、得意な領域も、コーポレートカルチャーも違う。当然、プロジェクトの進め方も異なります。両社の強みを最大限に活かし、むしろ高めあえるように。最適解を探し求め、少しずつ形にしながら、社内に適用しています。
どちらかの会社のスタイルに寄せるのではなく、「ゼロから新しいやり方を作り上げる」という方針なので、考える領域は広く、プレッシャーも相当にあります。ただ、CTCでは味わえなかった興奮を、肌身で感じています。
違う景色の中で、社会の根幹を支える。
社会全体をささえるサービスづくりに当事者として関われている喜び。いま感じる仕事の醍醐味は、まずそれです。通信キャリアの根幹となる事業で手を動かせているのも貴重な経験です。また以前とは違う視座で通信サービスと向き合える日々は、とても新鮮です。もちろんCTC時代も、クライアントであるKDDIを通して、重要なサービスを手掛け、ユーザーの方々に提供している自負はありました。
しかしKDDI側に立たなければ見えない景色が、やはりあります。KDDIグループは、主要3大キャリアの一角として、止まらず維持し続ける通信インフラを担う立場です。たくさんのエンドユーザーの方々を含めた、より多くのステークホルダーの方々と繋がっている感覚が常にあります。
社内ミーティングひとつをとっても、5G SAサービスの全体像を深く理解した濃い発言が飛び交います。開発や調達の状況、ユーザーのニーズ、通信事業者として守るべき法律面など、あらゆる角度で状況がチェックされ、難しい判断がなされています。CTCが導入したシステムという限定的な関わりしか持てなかった時とは違い、複雑で多彩な要素が“自分ごと”として眼の前にある。とても刺激的で、好奇心を満たされています。
今年4月から5G SAサービスを開始したのですが、契約者数の推移や携帯端末が使われているトラフィック量などのシステム稼働状況がダイレクトに見え、一喜一憂するのも新鮮です。社会と接地して、支えている。そんな実感を得られる、稀有な場だと感じています。
かつてプロジェクトを共にしたKDDI社員の方と、今では同じ会社の身内となって、同じ方向を見てミッションに取り組んでいるのは不思議な気もしますね。ただ同じ目線を持てたからこそ、KDDIが積み上げてきた通信キャリアとしての誇り、社会インフラを支える責任感に触れ、いつも身が引き締まります。
同様に、我々、CTC側の経験やフットワークの軽さが、少なからず刺激を与える側になっていたらうれしいし、実のところその自信もあります。互いをリスペクトしあえる空気が、ココにはあるんです。
カラフルな才能との議論が、成長角度をあげる。
私がジョインした頃の社員数は約30名でしたが、今は200名超。それでもKDDIやCTCと比べれば、コンパクトな組織です。少数精鋭で次世代通信インフラを作り、支えているのは誇らしいし、xGNにしかない強みで、「らしさ」だと思います。
両社の精鋭が集まり、インフラやアプリの凄腕のエンジニアや、百戦錬磨のマネージャーが膝を突き合わせて業務に向かっている。すぐ横を見れば、そうしたカラフルな知見を持つ人たちと議論を深め、拡げられるのは、贅沢にも感じています。これも大きすぎる組織では、難しいでしょうからね。
この2年で、これまでの成長速度とは異なるスピードで自分のレベルがあがったと思っています。いつかCTCに戻る時が来るとしても、そのときの自分が今から楽しみなんですよ。xGNで積み上げている経験は、必ず次の場所で活かせると確信しているので。同時に、「xGNで働いてみたい」「xGNにもっといたい」という人たちも増やしていきたい。そうなってしかるべき魅力あふれる場所ですから。
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