INTERVIEW 社員インタビュー

平野 裕也

自社開発のような視点で進める面白さ

平野 裕也

エンジニアリング部

CTCでアプリケーションエンジニアとして新人時代を過ごした平野裕也。社会人5年目を迎えたタイミングでxGNへ出向。現在は5G SA疑似呼監視システムの開発業務に携わりながら、エンジニアとして技術力とビジネススキルを磨いています。

社会インフラを中枢で支える面白さ。

新卒で入社したCTC(伊藤忠テクノソリューションズ)では、アプリケーションエンジニアとしてKDDI向けの基地局管理システムやメッセージ配信管理システム等の開発を担当していました。設計開発や試験、リリースを3年ほど経験した後、KDDIから受注していた5G SA OSSの開発プロジェクトにアサインされ、要件定義や設計試験等を行いました。

入社5年目からxGNに出向し、現在は疑似呼監視システムの開発業務に携わっています。
5G SA疑似呼監視システムとは、5Gコアネットワーク内の様々なネットワークファンクション(NF)を対象に、それぞれの監視要件に合わせたシナリオを用意し動かすことで各種NFの動作を模擬して障害の検知および把握を行うためのシステムです。
私は、監視の要件定義と運用、監視や管理に必要な設備の設計・構築・保守を担当しています。

以前は“発注される側”として、クライアントであるKDDIを支えていましたが、今は社会インフラの中枢を担う企業の一員としてダイレクトに携わることができる点に、大きな責任とやりがいを感じています。

クライアントでもあり、自社開発のようでもある。

CTCでの業務の中でも、多種多様なシステムの開発案件に関わり、様々な技術に触れることで技術力や働き方の部分で成長は感じていました。

しかし、xGNに来てから担当しているのは、いずれも決まったやり方のない業務ばかりで、自ら進め方を考えるところから始める必要があります。業務の難易度は大きく上がりました。

現在はKDDIのシステム開発を担当していますが、xGNにとってKDDIは発注元でもありながら、自社開発のような側面もあります。顧客の担当窓口の方から情報を提供してもらって、あらかじめ出てきた仕様をもとに開発に着手するのではなく、連携するNF側の要求や仕様を広く理解し、必要な情報は自ら取りに行って、さまざまな点を考慮したうえで仕様や要件を検討しながら開発を進めていく面白さがあります。

迷った時には、「誰から」、「どんな情報」を得るべきか?という点から考えなければなりません。社内に有識者が大勢いますが、私はアプリケーション開発の部署にいたこともあり、コアネットワークにはそれほど明るくありませんでした。対して、KDDI出身の方はコアネットワークに関して高度な知見を保有しています。そんな別分野のエキスパートに直接質問できる機会が身近にあることで、自分自身の技術に対する理解も深まりますし、日々刺激を受けています。

身につけたいのは、幅広い視野と深い技術力。

KDDIとCTC、両社出身のエキスパートが大勢在籍しているxGNは、専門分野、業務への向き合い方、スキルセット、価値観、バックグラウンドなどが多岐に渡ります。この環境にいられるからこそ、技術に関する知識はもちろん、さまざまな価値観に触れることができ、コミュニケーション力や情報収集力などのビジネススキルも身についていると思います。

今後のキャリアについて、xGNでの業務や外部研修などの機会を通して、今後もエンジニアとして成長を続けていきたいと考えています。
周囲にはKDDI、CTCそれぞれの強みを持った優秀なエンジニアが揃っており、みなさんがプロジェクトを円滑に進行されているのを目の当たりにしているので、深い技術力と広い視野を持って、円滑にプロジェクトを推進できるような技術者を目指したいですね。