INTERVIEW 社員インタビュー
技術者としての成長スピードを加速する
鹿倉 優太
SRE推進部
KDDIに新卒入社後、運用業務を行っていた鹿倉優太。2022年4月よりxGNならではの挑戦できる環境の中で、「5G SA」のモバイルコア設備に関する業務環境づくりに取り組みながら、技術者として業務範囲を広げ自身の成長を実感しています。
最先端技術にいち早く携われる期待。
2019年にKDDIに入社し、「4G/5GNSA」のモバイルコア設備の設定変更作業や障害対応、新規設備導入などの運用業務を担当していました。ちょうど「技術者として、運用だけではなく企画~開発まで、もっと様々なシステムに携わって経験を積みたい」と考えていた頃に辞令を受け、2022年4月からxGNへ出向しています。
当初は予期していなかった人事異動に驚きましたが、すぐに期待感とワクワクした気持ちでいっぱいになりました。xGNが手掛ける5G SAは近い将来新常識となっていくはずの最先端技術。社会的に重要なインフラとなるサービスに、いち早く携わることができるのは技術者として大きなチャンスだと感じましたし、誇りでもあります。また、これまでに経験を積んできた4G/5GNSA技術の延長線上にあるため、これまでの経験も活かしながら、新た挑戦ができる点も嬉しく感じました。
現在は、xGNで5G SAのモバイルコア設備全般の開発~運用において必要となる、業務環境の事前準備を担当中です。KDDI関連部門との業務フロー調整、監視者への引継ぎ・訓練の実施、日々の設備状況を把握してKDDIへの報告、運用品質向上に向けたxGN社内での訓練、運用業務効率化のためのシステム開発などを行っています。特定の設備に関する業務を行っていたKDDI時代と比較すると、担当する業務範囲はとても広がりました。
また、これまでにはなかなか難しかった大きなチャレンジをする機会もあります。xGNは新たなサービスを生み出すフェーズなので、既存システムの一部変更やこれまでの両社のやり方を踏襲した対応を行うだけではなく、場合によっては新しいやり方で一気に変えるという選択肢もあります。KDDIやCTC(伊藤忠テクノソリューションズ)で、これまでに培った経験や知見は活かしながらも、xGNとして検討・議論した結果「より良いサービスを提供するために新たなシステムを入れ替えて再構築するべき」と判断し取り組んだケースもあります。
精鋭たちと一緒に、近い距離で。
xGNは、KDDIと比べるとコンパクトな組織ですが、コア、基地局、共通基盤…と取り扱う領域は広く業務範囲は多岐にわたります。次々に新規プロジェクトが開始されていくため、私もこれまで常時2~4本ほどのプロジェクトに並行して携わってきました。また、期限がタイトなプロジェクトも多いため、スピード感も求められます。私もこれまで以上に期限を意識して業務に取り組むようになりました。
幅広い業務においてスピード感を持って進めるのは簡単ではありません。しかし、xGNは少数精鋭が近い距離に集まっていて、周囲との協力や情報共有や連携が非常にしやすい環境です。
例えば、私はモバイルのコア設備の運用を行っていますが、基地局やネットワーク、ハードウェアなど異なる領域の担当者もすぐ近くにいます。開発部門もすぐ隣にいて、日常的にいろんな声が聞こえて来るので、情報をスピーディにキャッチアップできます。直接は関与していないプロジェクトの状況なども把握できますし、会話を通して様々な経験者の観点を知ることもあります。
私自身、本来はコミュニケーションが得意なタイプではありませんが、さまざまなプロジェクトをxGNの環境でスムーズに進めるために、以前よりもコミュニケーションを意識して取るようになりました。特にCTC出身の開発担当の皆さんは、コミュニケーションやスピード感の意識が非常に高いので、私自身も大きな刺激を受けています。
運用視点を活かして開発できる技術者へ。
xGNへの出向は、自身のキャリア構築という意味でも、すごく良かったと実感しています。5G SAのモバイルコア設備という最新のシステムについて広く多角的に知ることができ、技術的な視野が広がったことはもちろん、バックグラウンドが異なる仲間との連携を通して苦手だったコミュニケーションも強化でき、スキル的に成長ができています。
また、以前から考えている「技術者として、運用だけではなく企画~開発まで、もっと様々なシステムに携わって経験を積みたい」という思いは今も強くなっていて、いずれは開発業務やより上流の業務にも挑戦していきたい。
そこに向けたステップとしても、現在の “開発がすぐ近くにいる環境で、運用業務に取り組めている”という経験は大きなプラスになるだろうと感じています。
これまで運用を長年やってきた経験に、xGNで得た企画~開発~サービスに至るまでの様々な観点を活かすことで、システムを作る人と使う人の間に発生しがちなギャップが少ない、より良いシステム開発につなげていけるはず。
今後もxGNの環境で挑戦しながら、目標に向かって成長を続けていきたいです。
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